なぜ紅葉は、赤くなるのか?

紅葉

本日は特別な日でした。

友人と久しぶりに会ったのですが、今回は森林浴をしましょう、ということになりました。今日は寒いながらもとても天気がよくてまさにうってつけの森林浴日和。さっそく森が適度にあって散策しやすそうな公園を選んで出かけることにしました。

たまたま私たちが行ったその日は、公園では森林インストラクターとともにウォーキング、というイベントを開催していました。

これはみんなで公園内を散策して、色々な木の名前などをインストラクターから教わる、というような内容でした。せっかくなので行ってみようよ、ということになり、二人でそのウォーキング会に参加することにしたのです。

会の主宰者は、「集合した場所で、ちょっとしたお話を最初にしますのでどうぞこちらへ」ということでした。案内された場所には、何やらプリントが置かれ、pptの準備までされています。

私たちは導かれて椅子に座りました。

するとまったく予想していなかった、森林に関係する講義が始まったのです。

そのお話が意外に面白かったので、早速シェアしたいと思います。

その時に話されていたひとつが、”落葉樹のしたく”、というテーマでした。

落葉樹が冬のためにする支度のひとつは、種子の散布。花が開いて結実し、最終的にはそれが種となり、その種を散布するのが大きな仕事のひとつです。

そしてもうひとつは、葉から養分を回収し、葉を落とす、つまり落葉する、ということ。この二つを行ってから、木は休眠に入ります。

落葉する時って、葉が色づきますよね。黄色だったり赤だったり。それはそれはキレイなものです。

紅葉
私は今日の今日まで、その、葉が色づくのはなぜか、ということを知りませんでした。

森林インストラクターは、わかりやすくそのシステムを教えてくれました。

葉の中にはクロロフィルがあり、さらにカロテノイドという栄養分が含まれています。

葉が黄色くなる時は、このクロロフィルがだんだん減り、壊れていきます。すると残る物質はカロテノイドだけとなります。カロテノイドはもともと黄色い色なので、緑のクロロフィルがなくなると、自然に黄色くなるというわけです。

いっぽうで、赤く色づく葉のほうはどうでしょう。

赤くなるほうは、クロロフィルとカロテノイドに加えて赤い要素であるアントシアンという物質が増えていきます。

これはもともと緑色の葉の時にはなかった物質です。それが紅葉する時に、急にアントシアンが増えていくのです。

なぜこの赤い物質が増えるのか、それはまだ解明されていないそうです。

紅葉のシステムについていまだに解明されていないことがあったとは意外でしたが、ひとつ勉強になったのは、紅葉し落葉する時には、木は葉に含まれているクロロフィルを回収する、ということでした。

私は葉にクロロフィルの要素を残したまま落葉するとばかり思っていたのですが、そうではなく、葉の栄養分を木のほうが全部吸収してから落葉する、ということだったのです。

いっぽうで常緑種は秋が来て冬が来ても常に緑色をしています。

なぜすべての葉が落葉しないのか?

進化の過程で、ある種類の木は落葉という形を選択しました。もう一方である種の木は常緑という形で、葉を残すという戦略を取りました。どちらの木も生き残り戦略で、このような方法をとることになりました。

へえ、そうだったのか。

もうひとつ、面白かったお話。

今の時期はどんぐりが公園に沢山落ちていますね。

このどんぐり、実はとってもたくさんの種類があるのです。ブナ属、͡コナラ族、クリ属、マテバシイ属、シイ属など。その中で生で食べられるもの、というと、マティバシイ族に含まれている、マテバシイとシリブカガシ、そしてシイ属のスダジイとツブライジイの4種類。

他のものはあまりにもタンニンが多すぎて生では食べられないんだそうです。つまり渋すぎるってことですね。

インストラクターから特別にこのマテバシイをいただいて持ち帰りました。

で、早速食べてみることにしたのです。どんな味なんだろう~。

マティバシイ

一口食べてみました。

するとまず、渋みが先に来ます。

う、渋い。

でもそんなに耐えられない渋さではありません。そして噛み進めると、口の中に甘さが広がりました。

硬さはアーモンドとカシューナッツの中間ぐらい。

味は、たとえて言うなら、渋みのあるカシューナッツという感じです。

意外に甘味も感じられて、悪くないです。

どんぐり

そっか、食べられるどんぐりってこういう味なのね。

でも渋みに関しては、これ以上の渋味があれば、とてもじゃないけど味わうどころじゃない。

だから、他のどんぐりは生では食べられないということなのですね。

でも調べてみたら、どんぐりって調理をすれば色々食べられる方法がありますね。

つまり灰汁さえ抜いてしまえばよいわけなので、あく抜き後乾燥させて、パウダー状にして小麦粉のように使うことができるわけです。

パンケーキやホットケーキに入れたりすることもできます。どんぐりの皮をむいてそのままごはんに入れて、まるで栗ごはんのようにしてどんぐりご飯、なんていうのも作れそうです。

どんぐりって意外に栄養価も高いことも初めて知りました。

どんぐりのアコニック酸という成分には、体内の重金属(有害金属)を排出する働きもあります。また、ビタミンAやC、マンガンや銅も含まれています。

もし興味があれば、市販でどんぐりの粉も売られていますので、一度味わってみてもいいかもしれませんね。

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